令和7年 年頭あいさつ

2025年01月01日

令和7年 年頭あいさつ

 新年、明けましておめでとうございます。
 皆さまにおかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 また、旧年中は、本会の運営・事業の推進につきまして、深いご理解とご協力を賜り心よりお礼申し上げます。
 さて、当協議会は、昨年、法人設立50周年という節目の年を迎えることができました。これもひとえに、市民の皆様をはじめ、関係機関・団体の皆様の御理解と御協力の賜物と、心から敬意と感謝を申し上げます。
 近年、少子高齢化・人口減少や地域のつながりの希薄化が進むなど、地域社会を取り巻く環境は大きく変化し、子育て中に親の介護を担うダブルケアや、本来大人が担う家事や家族の世話などを子どもが日常的に行っているヤングケアラーなど、個人や世帯が抱える複合的な課題が顕在化しております。また、地域福祉を支える担い手の減少により、地域の支え合い機能の更なる低下も懸念されております。
 こうした課題に対応していくためには、高齢者や障害者、子どもや生活困窮などの制度や分野の枠、また、「支える側」「支えられる側」という従来の関係を超えて、人と人、人と社会がつながり、一人ひとりが生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らしていける地域共生社会の構築が求められております。
 現在、当協議会では、令和7年4月の開始に向け、「第三次東松山市地域福祉活動計画(令和7年度から令和11年度まで)」の策定を、多くの方々の協力を仰ぎながら鋭意進めているところです。
 この計画は、地域における様々な生活課題について、市民・地域・民間団体などが身近な問題として受け止め、一緒に解決していくための活動や取り組みを明らかにし、地域共生社会の実現に向けたものです。
 この計画の推進に当たり、当協議会では役職員が一丸となって、市民の皆様や関係諸団体の皆様とともに取り組んでまいりますので、今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 末筆ではございますが、本年が皆様にとりまして、素晴らしい年となりますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。


東松山市社会福祉協議会  会長  金 子  守